Excel MCP Server

# ⚙️ セットアップ手順 ## 前提条件 以下がインストールされている必要があります： ### 必須 - **Node.js** (v18以上推奨) - [公式サイト](https://nodejs.org/)からダウンロード - `node --version` で確認 - **npm** (Node.jsに含まれています) - `npm --version` で確認 ### 推奨 - **VS Code** (統合開発環境) - [公式サイト](https://code.visualstudio.com/)からダウンロード - MCP デバッグ機能を使用するため ## インストール手順 ### 1. プロジェクトのクローン/ダウンロード ```bash # Gitを使用する場合 git clone <リポジトリURL> # またはZIPファイルをダウンロードして展開 ``` ### 2. プロジェクトディレクトリに移動 ```bash cd Excel ``` ### 3. 依存関係のインストール ```bash npm install ``` これにより以下のパッケージがインストールされます： - `@modelcontextprotocol/sdk` - MCP SDK - `exceljs` - Excel操作ライブラリ - `zod` - スキーマ検証ライブラリ - `typescript` - TypeScriptコンパイラ - `@types/node` - Node.js型定義 ### 4. プロジェクトのビルド ```bash npm run build ``` 成功すると `dist/` フォルダにJavaScriptファイルが生成されます。 ## ディレクトリ構成の確認 セットアップ後、以下の構成になっているはずです： ``` Excel/ ├── dist/ # ← ビルド後に作成される │ ├── index.js │ └── index.d.ts ├── node_modules/ # ← npm install後に作成される ├── src/ │ └── index.ts ├── guide/ │ └── (このガイドファイル群) ├── package.json ├── tsconfig.json └── README.md ``` ## 動作確認 ### 1. Excel操作テスト ```bash node test-excel.js ``` 成功すると： - コンソールに成功メッセージが表示 - `test.xlsx` ファイルが作成される ### 2. MCPサーバーの起動テスト ```bash npm start ``` 成功すると： - "Excel MCP Server が開始されました" と表示 - サーバーが待機状態になる - Ctrl+C で終了 ## トラブルシューティング ### Node.jsが見つからない ```bash node: command not found ``` **解決方法**: Node.jsを[公式サイト](https://nodejs.org/)からインストール ### npm installでエラー ```bash npm ERR! code EACCES ``` **解決方法**: 管理者権限で実行するか、npmの権限を設定 ### TypeScriptコンパイルエラー ```bash error TS2307: Cannot find module ``` **解決方法**: 1. `npm install`を再実行 2. `node_modules`を削除して再インストール ### ポート使用中エラー MCPサーバーはstdio通信を使用するため、ポートエラーは通常発生しませんが、他のNode.jsプロセスが動作している場合は： ```bash taskkill /f /im node.exe # Windows pkill node # Mac/Linux ``` ## VS Code設定 ### 推奨拡張機能 以下の拡張機能をインストールすることを推奨します： 1. **TypeScript Importer** - インポート文の自動生成 2. **Error Lens** - エラーの視覚的表示 3. **npm** - npmスクリプトの実行 ### デバッグ設定 `.vscode/mcp.json` にMCPサーバーの設定が含まれています： ```json { "servers": { "excel-mcp-server": { "type": "stdio", "command": "node", "args": ["dist/index.js"] } } } ``` ## 次のステップ セットアップが完了したら、[使用方法](./03-usage.md)に進んで実際の使い方を学びましょう。