Playwright MCP

# Playwright MCP Docker セットアップガイド ## 概要 このガイドでは、Docker上でPlaywright MCPサーバーを構築し、外部ツールから自動ブラウザ操作を行うための環境構築手順を説明します。 ## 前提条件 - Docker Engine がインストールされていること - Docker Compose がインストールされていること - 8931番ポートが利用可能であること ## クイックスタート ### 1. リポジトリのクローン ```bash git clone <repository-url> cd playwright-replan ``` ### 2. 環境設定 ```bash # .envファイルを必要に応じて編集 cp .env .env.local ``` ### 3. Docker Composeでの起動 ```bash # サービスの起動 docker-compose up -d # ログの確認 docker-compose logs -f playwright-mcp ``` ### 4. 動作確認 ```bash # ヘルスチェック curl http://localhost:8931/health # SSEエンドポイントの確認 curl http://localhost:8931/sse ``` ## 詳細設定 ### 環境変数 `.env`ファイルで以下の設定を調整できます： | 変数名 | デフォルト値 | 説明 | |--------|-------------|------| | `MCP_HOST_PORT` | 8931 | ホスト側で公開するポート番号 | | `MCP_HOST` | 0.0.0.0 | バインドするホストアドレス | | `MCP_OUTPUT_DIR` | /app/output | 出力ファイルの保存先 | | `DEBUG` | (空) | デバッグログの有効化 (例: `pw:api`) | ### 出力ファイル 以下のファイルが`output/`ディレクトリに保存されます： - スクリーンショット (.png) - PDF (.pdf) - Traceファイル (.zip) - 実行ログ (.json) ### デバッグモードの有効化 ```bash # .envファイルでデバッグを有効化 echo "DEBUG=pw:api" >> .env # コンテナを再起動 docker-compose restart ``` ## トラブルシューティング ### サーバーが起動しない場合 ```bash # コンテナのログを確認 docker-compose logs playwright-mcp # コンテナの状態を確認 docker-compose ps ``` ### ポートが使用中の場合 ```bash # ポート使用状況の確認 lsof -i :8931 # 別のポートを使用 echo "MCP_HOST_PORT=8932" >> .env docker-compose up -d ``` ### ヘルスチェックが失敗する場合 ```bash # 手動でヘルスチェックを実行 docker-compose exec playwright-mcp /app/scripts/health-check.sh # コンテナ内でのネットワーク確認 docker-compose exec playwright-mcp curl -v http://localhost:8931/health ``` ## メンテナンス ### ログのクリーンアップ ```bash # Dockerログのクリーンアップ docker-compose logs --tail=0 -f > /dev/null & # 出力ファイルのクリーンアップ rm -rf output/* ``` ### アップデート ```bash # イメージの更新 docker-compose pull docker-compose up -d --force-recreate ``` ## セキュリティ考慮事項 - 本番環境では適切なネットワーク制限を設定してください - 出力ディレクトリへのアクセス権限を適切に設定してください - 必要に応じてSSL/TLS終端を設定してください