Obsidian MCP Server

English | 日本語

ObsidianとModel Context Protocol (MCP)を連携させるサーバーです。

機能

基本機能

• テンプレートを使用したノート作成

• ノートの読み込み・更新

• テンプレート一覧の取得

• タグの管理・検索

• ファイル・ディレクトリ検索

リンク管理機能（高優先度機能）

• ノート間ウィキリンクの作成

• 壊れたリンクの検出・修復支援

• バックリンク分析とグラフ構造の把握

• Map of Contents（目次ノート）の自動生成

セットアップ

1. 依存関係のインストール:

   npm install

2. TypeScriptのコンパイル:

   npm run build

3. 環境変数の設定:

   export OBSIDIAN_VAULT_PATH="/path/to/your/obsidian/vault" export OBSIDIAN_TEMPLATE_DIR="TEMPLATE"

   注意: OBSIDIAN_VAULT_PATHは実際のObsidianボルトのパスに置き換えてください。

4. サーバーの起動:

   npm start

MCP設定方法

Claude Desktop での設定

1. 設定ファイルの場所を確認:

   • macOS: ~/Library/Application Support/Claude/claude_desktop_config.json

   • Windows: %APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.json

   • Linux: ~/.config/claude/claude_desktop_config.json

2. プロジェクトのパスを確認:

   pwd

   このコマンドでプロジェクトの絶対パスを確認してください。

3. Node.jsのパスを確認:

   which node

   このコマンドでNode.jsのパスを確認してください。

4. 設定ファイルを編集: 設定ファイルに以下の設定を追加してください：

   基本設定:

   { "mcpServers": { "obsidian": { "command": "node", "args": ["/path/to/obsidian-mcp-server/dist/server.js"], "env": { "OBSIDIAN_VAULT_PATH": "/path/to/your/obsidian/vault", "OBSIDIAN_TEMPLATE_DIR": "TEMPLATE" } } } }

   設定例:

   { "mcpServers": { "obsidian": { "command": "node", "args": ["/Users/username/Projects/obsidian-mcp-server/dist/server.js"], "env": { "OBSIDIAN_VAULT_PATH": "/Users/username/Documents/MyVault", "OBSIDIAN_TEMPLATE_DIR": "TEMPLATE" } } } }

   トラブルシューティング用（Node.jsパスを明示的に指定）:

   { "mcpServers": { "obsidian": { "command": "/usr/local/bin/node", "args": ["/path/to/obsidian-mcp-server/dist/server.js"], "env": { "OBSIDIAN_VAULT_PATH": "/path/to/your/obsidian/vault", "OBSIDIAN_TEMPLATE_DIR": "TEMPLATE" } } } }

   重要な置き換えポイント:

   • /path/to/obsidian-mcp-server/dist/server.js → 実際のプロジェクトパス

   • /path/to/your/obsidian/vault → 実際のObsidianボルトのパス

   • /usr/local/bin/node → which nodeで確認したNode.jsのパス

5. Claude Desktop を再起動

他のMCPクライアントでの設定

他のMCPクライアントを使用する場合は、以下の設定を参考にしてください:

• コマンド: node /path/to/obsidian-mcp-server/dist/server.js

• 環境変数:

  • OBSIDIAN_VAULT_PATH: Obsidianボルトのパス

  • OBSIDIAN_TEMPLATE_DIR: テンプレートディレクトリ名

利用可能なツール

1. create_note_from_template

テンプレートを使用してObsidianノートを作成します。

パラメータ:

• templateName (必須): TEMPLATEフォルダ内のテンプレート名（.md拡張子なし）

• variables (必須): テンプレート内の変数を置換するためのオブジェクト

• outputPath (必須): ノートの保存先パス（vault相対パス）

• overwrite (オプション): 既存ファイルを上書きするかどうか（デフォルト: false）

2. list_templates

TEMPLATEフォルダ内の利用可能なテンプレート一覧を取得します。

パラメータ: なし

3. read_note

Obsidianノートの内容を読み込みます。

パラメータ:

• notePath (必須): ノートのパス（vault相対パス）

4. update_note

Obsidianノートの内容を更新します。

パラメータ:

• notePath (必須): ノートのパス（vault相対パス）

• content (必須): 新しいノートの内容

5. list_tags

Obsidianボルト内のすべてのタグを一覧表示します。

パラメータ: なし

6. rename_tag

Obsidianボルト内のタグを一括でリネームします。

パラメータ:

• oldTag (必須): 変更前のタグ名（#付きまたは#なし）

• newTag (必須): 変更後のタグ名（#付きまたは#なし）

7. search_files

Obsidianボルト内のファイルとディレクトリを検索します。

パラメータ:

• searchPath (オプション): 検索を開始するパス（vault相対パス、省略時はルート）

• pattern (オプション): 検索パターン（ファイル名の一部、省略時は全て）

リンク管理ツール（高優先度機能）

8. link_notes

ノート間にウィキリンクを作成します。

パラメータ:

• sourceNote (必須): リンク元ノートパス（vault相対パス）

• targetNote (必須): リンク先ノートパス（vault相対パス）

• linkText (オプション): 表示テキスト（省略時はファイル名）

• insertPosition (オプション): 挿入位置（'end'、'cursor'、または行番号、デフォルト: 'end'）

機能:

• ファイル存在チェック

• 重複リンク検出・警告

• 相対パス解決

• ウィキリンク形式 [[ターゲット|表示テキスト]] で挿入

9. find_broken_links

壊れたリンクの検出と修復支援を行います。

パラメータ: なし

機能:

• ウィキリンク [[]] とMarkdownリンク []() の両方対応

• ファジー検索による修復候補提示

• 大文字小文字、スペース、特殊文字の差異考慮

• 行番号と周辺コンテキストの表示

戻り値:

10. analyze_backlinks

バックリンク分析とグラフ構造の把握を行います。

パラメータ:

• targetNote (必須): 分析対象のノートパス（vault相対パス）

機能:

• 指定されたノートへのバックリンク検出

• リンク周辺のコンテキスト抽出

• 関連ノートの特定

• 人気度と中心性メトリクスの計算

戻り値:

11. create_moc

Map of Contents（目次ノート）を自動生成します。

パラメータ:

• title (必須): MOCのタイトル

• targetPath (必須): MOCの保存先パス（vault相対パス）

• sourcePattern (オプション): 対象ノートのパターン（省略時は全て）

• groupBy (オプション): グループ化方法（'tag'、'folder'、'none'、デフォルト: 'none'）

• includeDescription (オプション): 説明を含めるかどうか（デフォルト: false）

機能:

• パターンマッチングによるファイル選択

• タグまたはフォルダーによるグループ化

• YAML frontmatterからの説明自動抽出

• ウィキリンク形式での目次生成

生成例:

使用方法

テンプレート作成例

TEMPLATE/meeting-notes.md:

MCP経由での使用

基本ツールの使用例

リンク管理ツールの使用例

Contributing

Contributions are welcome! Please feel free to submit a Pull Request.

License

This project is licensed under the MIT License - see the LICENSE file for details.