MCP Todoist

# Task 1-1 Step 2: Green Phase - 最小実装でテストを通す ## 🟢 Green Phase: テストを通すための最小実装 ### 【重要】最小限の実装でテストを通すことが目標 - 過度な機能追加は禁止 - テストが通る最小限のコードのみ実装 - リファクタリングは次のステップ（Blue Phase）で行う ## 実装指示 ### 1. ディレクトリ構造作成 - `packages/mcp-server/src/server/` ディレクトリを作成 - `packages/mcp-server/src/types/` ディレクトリを作成 ### 2. 型定義実装 #### src/types/mcp.ts **MCP プロトコルの型定義を実装** - MCPRequest インターフェース（jsonrpc, id, method, params?） - MCPResponse インターフェース（jsonrpc, id, result?, error?） - MCPError インターフェース（code, message, data?） - InitializeResult インターフェース（protocolVersion, capabilities, serverInfo） - ServerInfo インターフェース（name, version） ### 3. MCPProtocolHandler 実装 #### src/server/mcp-handler.ts **MCPProtocolHandler クラスを実装** **必須メソッド：** - `handleRequest(request: any): Promise<MCPResponse>` - メインのリクエスト処理 - `validateRequest(request: any): boolean` - リクエスト形式の検証 - `createResponse(id: any, result: any): MCPResponse` - 成功レスポンス作成 - `createErrorResponse(id: any, error: MCPError): MCPResponse` - エラーレスポンス作成 **handleRequest の実装要件：** - リクエスト検証（validateRequestを使用） - initialize メソッドの処理（protocolVersion="2024-11-05", capabilities={}, serverInfo={name:"mcp-todoist", version:"1.0.0"}） - 未知のメソッドへの -32601 エラー応答 - 不正なリクエストへの -32600 エラー応答 **validateRequest の実装要件：** - オブジェクト型チェック - jsonrpc="2.0" チェック - id 存在チェック - method 存在チェック ### 4. MCPServer 実装 #### src/server/index.ts **MCPServer クラスを実装** **必須メソッド・プロパティ：** - `app` プロパティ（Express アプリケーション、テスト用に公開） - コンストラクタでExpressアプリケーション初期化 - `/mcp` POST エンドポイント実装 **エンドポイント実装要件：** - JSON パースエラーの適切な処理（400エラー） - MCPProtocolHandler を使用したリクエスト処理 - JSON-RPC レスポンスの返却（200ステータス、application/json） - エラーハンドリングの実装 ### 5. インデックスファイル作成 #### src/index.ts **メインエントリーポイント** - MCPServer のエクスポート - MCPProtocolHandler のエクスポート - 型定義のエクスポート ## 実行確認の指示 ### テスト実行 `npm test` を実行して以下を確認： - ✅ すべてのテストが成功する - ✅ MCPProtocolHandler の12個のテストが通る - ✅ MCPServer の5個の統合テストが通る ### 実装品質チェック - 各テストケースが期待通りの動作をする - エラーコードが正確（-32600, -32601） - レスポンス形式がJSON-RPC 2.0仕様に準拠 - Express アプリケーションが正常に動作する ## 完了条件 ### ✅ チェックリスト - [ ] src/types/mcp.ts に型定義が実装されている - [ ] src/server/mcp-handler.ts に MCPProtocolHandler が実装されている - [ ] src/server/index.ts に MCPServer が実装されている - [ ] src/index.ts にエクスポートが実装されている - [ ] `npm test` ですべてのテストが成功する - [ ] JSON-RPC 2.0 仕様に準拠している ## 【重要】実装原則 - **最小限の実装**: テストを通すのに必要な最低限のコードのみ - **機能過多禁止**: 要求されていない追加機能は実装しない - **エラーハンドリング**: テストで要求されるエラーケースのみ対応 - **コード品質**: 動作することを最優先（美しさは次ステップ） ## 【重要】次のステップ このGreen Phaseが完了したら、**Blue Phase（task1-1_step3_blue-phase.md）** に進み、コードのリファクタリングと品質向上を行う。