Obsidian MCP Server

# Obsidian MCP Server セットアップガイド ## Windows 11 + WSL2環境での完全セットアップ手順 ### 前提条件 - Windows 11でObsidianが動作している - WSL2 Ubuntu 24.04がインストールされている - Node.js 18以上がWSL2にインストールされている ### 1. Obsidian側の設定 1. **Local REST APIプラグインのインストール** - Obsidianを開く - 設定 → コミュニティプラグイン → ブラウズ - "Local REST API"を検索してインストール - プラグインを有効化 2. **Local REST APIの設定** - 設定 → Local REST API - **Binding Host**: `127.0.0.1` → `0.0.0.0` に変更（重要！） - **Port**: `27124`（デフォルト） - **HTTPS**: 有効（デフォルト） - **Copy API Key**をクリックしてAPIキーをコピー ### 2. WSL2側の設定 1. **プロジェクトのクローン** ```bash cd ~/ git clone https://github.com/your-org/obsidian-mcp-server.git cd obsidian-mcp-server ``` 2. **依存関係のインストール** ```bash npm install ``` 3. **環境変数の設定** ```bash # Windows側のIPアドレスを確認 ip route | grep default | awk '{print $3}' # 例: 172.24.80.1 # .envファイルを作成 cp .env.example .env nano .env ``` `.env`ファイルの内容: ```env # WSL2からWindows側のObsidianに接続 OBSIDIAN_API_URL=https://172.24.80.1:27124 OBSIDIAN_API_KEY=your-copied-api-key-here # Windows側のVaultパスをWSL2形式で指定（オプション） # VAULT_PATH=/mnt/c/Users/YourName/Documents/ObsidianVault # Git自動同期（Vault内でGitを使用する場合） GIT_AUTO_SYNC=false # ログレベル LOG_LEVEL=info ``` 4. **接続テスト** ```bash node test-connection.js ``` 成功すると以下のような出力が表示されます： ``` 🔧 Obsidian MCP Server Connection Test ===================================== API URL: https://172.24.80.1:27124 API Key: ✓ Set 1️⃣ Testing basic connection... ✅ Successfully connected to Obsidian! ``` ### 3. Claude Codeへの登録 ```bash claude mcp add obsidian "node $HOME/obsidian-mcp-server/src/index.js" ``` 環境変数は`.env`ファイルから自動的に読み込まれます。 ### 4. 動作確認 Claude Codeで以下のように使用できます： ``` "テストノートを作成して" → Obsidianに新しいノートが作成される "今日のDaily Noteに会議メモを追加" → Daily Noteに内容が追記される "プロジェクトに関するノートを検索" → 関連するノートのリストが表示される ``` ## トラブルシューティング ### 接続できない場合 1. **Windows Defenderファイアウォール** - ポート27124の受信を許可 - Node.jsのネットワークアクセスを許可 2. **IPアドレスの確認** ```bash # WSL2側で実行 ip route | grep default | awk '{print $3}' # Windows側で実行（cmd） ipconfig # "vEthernet (WSL)" のIPv4アドレスを確認 ``` 3. **Obsidianの再起動** - Binding Hostを変更した後は、Obsidianを完全に再起動 4. **証明書エラー** - MCPサーバーは自己署名証明書を自動的に受け入れるため、通常は問題ありません ### ログの確認 ```bash # デバッグモードで実行 LOG_LEVEL=debug node src/index.js ``` ## セキュリティに関する注意 - Binding Hostを`0.0.0.0`に設定すると、ネットワーク上の他のデバイスからもアクセス可能になります - 自宅やプライベートネットワークでの使用を推奨します - 公共のネットワークでは使用しないでください ## 次のステップ - Vaultフォルダ内でGitリポジトリを初期化して、自動バックアップを有効化 - Daily Noteテンプレートのカスタマイズ - 独自のワークフローに合わせたMCPツールの追加