MCP Source Relation Server

指定されたディレクトリの src 配下のソースコードの関連性を解析するMCPサーバーです。言語ごとのインポート文を解析し、ファイル間の依存関係を特定します。 Claudeに組み込むことで、Claudeがプロジェクトの依存関係を素早く確認でき、関連するファイルの特定に役立ちます。

機能

複数言語のインポート解析をサポート
- TypeScript/JavaScript: import文、require文
- Python: import文、from ... import文
- Ruby: require文、require_relative文
- Rust: mod宣言、use文
tsconfig.jsonのパスエイリアス（@/components/...など）に対応
言語ごとの特殊な機能に対応
- Python: __init__.py、相対インポート
- Rust: mod.rsパターン
- TypeScript: エイリアス、index.ts
- Ruby: 拡張子なしのrequire

セットアップ

必要条件

Python 3.10以上
uv

インストール

# uvのインストール
$ curl -LsSf https://astral.sh/uv/install.sh | sh

$ cd /path/to/mcp-source-relation
# ライブラリのインストール
$ uv sync

Claude for Desktopでの設定

claude_desktop_config.json に以下の設定を追加してください：

{
    "mcpServers": {
        "source-relation": {
            "command": "uv",
            "args": [
                "--directory",
                "/path/to/mcp-source-relation",  # このプロジェクトディレクトリの絶対パスに書き換えてください
                "run",
                "source_relation.py"
            ]
        }
    }
}

使用方法

Claudeでの使用

/Users/xxx/GitHub/xxx/ のソースの依存関係を確認して のように指示すると動作します

`/Users/owa/GitHub/mcp-source-relation/` のソースコードの依存関係を確認してみましょう。

依存関係の分析結果から、以下のような構造が確認できます：

1. メインの解析モジュール: `src/source_analyzer.py`
   - 各言語固有の解析モジュールを利用しています（Ruby, Python, TypeScript, Rust）

2. 言語別の解析モジュール:
   - `src/analyzers/ruby.py`
   - `src/analyzers/python.py` 
   - `src/analyzers/typescript.py`
   - `src/analyzers/rust.py`
   - すべて `src/analyzers/base.py` を継承しています

3. 共通基盤:
   - `src/analyzers/base.py`: 基本的な解析機能を提供
   - `src/utils/path.py`: パス操作のユーティリティ
   - `src/configs/typescript.py`: TypeScript固有の設定

特徴的な点：
- 各言語の解析モジュールは共通の基底クラス（base.py）を継承しており、一貫性のある設計になっています
- TypeScriptのみ独自の設定ファイル（configs/typescript.py）を持っています
- パス操作は共通のユーティリティモジュール（utils/path.py）に集約されています

この構造から、新しい言語のサポートを追加する場合は、`src/analyzers/` に新しいモジュールを追加し、`base.py` を継承することで実現できる設計になっていることがわかります。

ディレクトリを指定した場合はその下の src ディレクトリを解析しますファイルを指定した場合はそのファイルを基準に解析します promptからのパス入力にも対応しています promptで利用する場合は、Attach from MCP->Choose an integration->source-relationを選択してください

出力形式

解析結果は以下のようなJSON形式で出力されます：

{
  "dependencies": {
    "components/Button.tsx": [
      "types/index.ts",
      "utils/theme.ts"
    ],
    "pages/index.tsx": [
      "components/Button.tsx",
      "utils/api.ts"
    ]
  }
}

すべてのパスはsrcディレクトリを基準とした相対パスで表示されます。

サポートされるインポート形式

TypeScript/JavaScript

import { Component } from './Component'
import type { Type } from '@/types'
import './styles.css'
require('./module')
エイリアスパス（@/components/...）

Python

import module
from module import name
from .module import name
from ..module import name

Ruby

require 'module'
require_relative './module'
拡張子なしのrequire

Rust

mod module;
use crate::module;
use super::module;
use self::module;