# kintone MCP Server インストールガイド （ CLINE 向け ）
このガイドは CLINE などの LLM クライアントで kintone-mcp-server をインストールおよび設定する手順を示します。
## 前提条件
- Node.js v18 以上がインストールされていること
- npm が使用可能であること
- CLINE（または Claude Desktop）がインストールされていること
## インストール手順
### 1. リポジトリのクローン
```bash
git clone https://github.com/r3-yamauchi/kintone-mcp-server.git
cd kintone-mcp-server
```
### 2. 依存関係のインストール
```bash
npm install
```
### 3. MCP サーバーの設定
CLINE の設定ファイルに kintone MCP サーバーを追加します。
#### 設定ファイルの場所
- **CLINE（VSCode 拡張機能）**:
- macOS/Linux: `~/.config/Code/User/globalStorage/saoudrizwan.claude-dev/settings/cline_mcp_settings.json`
- Windows: `%APPDATA%\Code\User\globalStorage\saoudrizwan.claude-dev\settings\cline_mcp_settings.json`
- **Claude Desktop**:
- macOS: `~/Library/Application Support/Claude/claude_desktop_config.json`
- Windows: `%APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.json`
#### 設定内容の追加
以下の設定を `"mcpServers"` セクションに追加してください。
```json
{
"mcpServers": {
"kintone": {
"command": "node",
"args": [
"/絶対パス/kintone-mcp-server/server.js"
],
"env": {
"KINTONE_DOMAIN": "your-subdomain.cybozu.com",
"KINTONE_USERNAME": "your-kintone-username",
"KINTONE_PASSWORD": "your-kintone-password"
},
"disabled": false,
"autoApprove": []
}
}
}
```
**注意**:
- `/絶対パス/kintone-mcp-server/server.js` は、クローンしたリポジトリの `server.js` への絶対パスに置き換えてください。
- `KINTONE_DOMAIN` は、ご利用の kintone サブドメイン（例: `example.cybozu.com`）に置き換えてください。
- `KINTONE_USERNAME` と `KINTONE_PASSWORD` は、kintone にアクセスするための認証情報を入力してください。
### 4. CLINE または Claude Desktop の再起動
設定ファイルを保存した後、CLINE または Claude Desktop を再起動して設定を反映させてください。
## 動作確認
CLINE に以下のようなプロンプトを入力して、kintone MCP サーバーが正常に動作しているか確認できます。
```text
kintone MCP サーバーを使用して、アプリ ID 123 のレコードを取得してください。
```
## トラブルシューティング
- **Node.js のバージョン確認**:
```bash
node -v
```
バージョンが 18 以上であることを確認してください。
- **設定ファイルの JSON 構文エラー**:
設定ファイルが正しい JSON 構文で記述されているか確認してください。
- **kintone 認証情報の確認**:
`KINTONE_USERNAME` と `KINTONE_PASSWORD` が正しいか確認してください。
- **サーバーの起動確認**:
```bash
node /絶対パス/kintone-mcp-server/server.js
```
エラーが出力されないか確認してください。
## セキュリティ上の注意
- `KINTONE_PASSWORD` を設定ファイルに平文で記述することになるため、設定ファイルのアクセス権限を適切に設定し、第三者が閲覧できないようにしてください。
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このガイドに従って設定を行うことで、CLINE から kintone にアクセスし、データの取得や更新が可能になります。