# AivisSpeech MCP サーバー
AivisSpeech用のModel Context Protocol (MCP) サーバーの実装です。このサーバーは、AivisSpeech Engineと連携して、音声合成のためのインターフェースを提供します。MCPプロトコルを通じて、AIアシスタントなどのアプリケーションからAivisSpeechの音声合成機能を簡単に利用できるようになります。
## 概要
AivisSpeech MCP サーバーは以下の機能を提供します:
- MCPプロトコルに準拠したAPIエンドポイント
- AivisSpeech Engineとの連携による高品質な音声合成
- TypeScriptによる型安全な設計
- 簡単な設定と拡張性の高いアーキテクチャ
## 必要条件
- Node.js 18.x以上
- npm 9.x以上
- AivisSpeech Engine(別途インストールが必要)
## インストール
```bash
# リポジトリをクローン
git clone https://github.com/kentaro/aivis-speech-mcp.git
cd aivis-speech-mcp
# 依存関係のインストール
npm install
# ビルド
npm run build
# 環境変数の設定
cp .env.sample .env
# .envファイルを編集して、必要な設定を行ってください
# Cursor MCPの設定
cp .cursor/mcp.json.sample .cursor/mcp.json
# mcp.jsonファイル内の"/path/to/aivis-speech-mcp/dist/index.js"を
# 実際のプロジェクトパスに書き換えてください
# 例: "C:/Users/username/path/to/aivis-speech-mcp/dist/index.js"
```
## 環境設定
`.env`ファイルで以下の設定を行います:
```
# AivisSpeech API Configuration
AIVIS_SPEECH_API_URL=http://localhost:10101 # AivisSpeech EngineのAPIエンドポイント
# Speaker Configuration
AIVIS_SPEECH_SPEAKER_ID=888753760 # デフォルトのスピーカーID
```
## Cursor MCP設定
`.cursor/mcp.json`ファイルで以下の設定を行います:
```json
{
"mcpServers": {
"AivisSpeech-MCP": {
"command": "node",
"args": ["/path/to/aivis-speech-mcp/dist/index.js"]
}
}
}
```
`/path/to/aivis-speech-mcp/dist/index.js`を、実際のプロジェクトのパスに書き換えてください。
Windowsの場合は、バックスラッシュをエスケープするか、フォワードスラッシュを使用してください。
例: `"C:/Users/username/path/to/aivis-speech-mcp/dist/index.js"`
## 使い方
### 開発モード
開発中は以下のコマンドでホットリロード機能付きでサーバーを起動できます:
```bash
npm run dev
```
### ビルド
本番環境用にビルドする場合は以下のコマンドを実行します:
```bash
npm run build
```
### 本番モード
ビルド後、以下のコマンドで本番モードでサーバーを起動します:
```bash
npm start
```
### テスト
テストを実行するには以下のコマンドを使用します:
```bash
npm test
```
## アーキテクチャ
AivisSpeech MCP サーバーは以下のコンポーネントで構成されています:
- **MCPサービス**: Model Context Protocolに準拠したサーバーを提供し、クライアントからのリクエストを処理します
- **AivisSpeech サービス**: AivisSpeech EngineのAPIと通信し、音声合成を実行します
## API仕様
MCPプロトコルに準拠したAPIエンドポイントを提供します。主な機能は以下の通りです:
- 音声合成(テキストから音声を生成)
- スピーカー情報の取得
- 音声スタイルの設定
詳細なAPI仕様については[AivisSpeech Engine API仕様](https://aivis-project.github.io/AivisSpeech-Engine/api/)を参照してください。
## MCPプロトコルとの連携
このサーバーは、Model Context Protocol(MCP)を実装しており、AIアシスタントなどのアプリケーションからシームレスに利用できます。MCPプロトコルについての詳細は[MCP公式ドキュメント](https://modelcontextprotocol.github.io/)を参照してください。
## トラブルシューティング
よくある問題と解決策:
- **AivisSpeech Engineに接続できない**: `.env`ファイルの`AIVIS_SPEECH_API_URL`が正しく設定されているか確認してください
- **音声が再生されない**: システムの音声設定を確認し、適切なオーディオデバイスが選択されているか確認してください
- **スピーカーIDが見つからない**: AivisSpeech Engineが正しく起動しているか確認し、利用可能なスピーカーIDを確認してください
## 貢献
バグ報告や機能リクエストは、GitHubのIssueトラッカーを通じてお願いします。プルリクエストも歓迎します。
## ライセンス
[MIT](LICENSE)
## 謝辞
- [AivisSpeech Engine](https://github.com/aivis-project/AivisSpeech-Engine)チーム
- [Model Context Protocol](https://modelcontextprotocol.github.io/)の開発者